ATTコラム工法 工法紹介

ATTコラム工法

水平抵抗力

ATTコラムは、羽根付き鋼管の周囲に強固なコラムが形成されるため、コラムがない鋼管杭に比べて水平抵抗力が大幅に向上します。

水平抵抗力向上の要因

杭の頭部に水平力が作用すると、杭周辺の地盤は下図のように動くと想定されます。ATTコラムにおいては、これら地盤の動く範囲が改良効果により広がり、その結果水平抵抗力が大きくなります。
羽根付き鋼管本体の径(Do)とコラム径(Dc)の比は2.19~5.24と大きな値になっております。すなわち、杭本体部の周囲に相当な厚みを有する硬い地盤がある二層地盤を形成していることになります。
ATTコラムの特徴である羽根が地盤を押さえ込む働きをします。地震時のように正負交番の繰り返し荷重が作用する場合でも、羽根と羽根に挟まれたコラムが一体となって挙動します。

杭周辺の土の動き

地盤の引抜き方向の許容支持力

水平載荷試験結果

地盤の引抜き方向の許容支持力
地盤の引抜き方向の許容支持力

水平載荷試験結果

土質柱状図と試験体

水平載荷試験結果

荷重~地表面水平変位量曲線

水平載荷試験結果

水平方向地盤反力係数計算式

ATTコラム工法では、コラム効果により、杭頭変位量が25mm以内の範囲で、下記の水平地盤反力係数を提案します。

水平方向地盤反力係数計算式

注意:長期水平力に対しては、αy、αMは適用できません。